南ア観光には、負の遺産もたくさんある。
そのひとつが、ロベン島(Robben Island)である。
(この情報は後で地球の歩き方と、ネットから調べたものと、ガイドさんの説明を理解したり自分で見た範囲のものであることをお許しください)
この島は、ケープタウンからボートで30分ほどのところにある黒人専用の刑務所島だった(アパルトヘイト時代)。
ネルソン・マンデラが20年近くも収容されていたことで有名。開所から閉所までの約30年間に、延べ3000人の政治犯が収容されたという。
ネルソン・マンデラについては、
1918年生まれ。大学卒業後、アフリカ民族会議(ANC)に入党し、反アパルトヘイト運動に取り組む。ウムコント・ウェ・シズウェ(民族の槍)という軍事組織の活動などのため、1962年に逮捕され、1964年にロベン島に収監される。1990年に釈放され、1991年、アフリカ民族会議議長に就任。デクラーク大統領と協力して全人種代表が参加した民主南アフリカ会議を2度開いた。暫定政府、暫定憲法を作成。翌年ノーベル平和賞受賞。
1999年、政治の世界から引退。現在、ユネスコ親善大使に就任している。
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さて、ボートに乗ります。この人はずっと朝夕の送り迎えやツアーの運転をしてくれた。ホスト家族Ⅱの親類。とてもよくしてくれた。
島に入って、収容所に向かう途中で、ペンギンを発見。荒涼とした景色の中で、ちょっと潤い。(画像が大きすぎてアップできず。残念)
収容所の中から外をとってみた。荒涼…
ネルソン・マンデラが収容されていた部屋。めちゃせまい。
このように、布団やクッションはなく麻のマットの上で寝ていたそうだ。(やってみせてくれたのはガイドさん)これで20年…
中庭。
調査に行っていた高校の生徒くんが、リアルに表現してくれました。
20年近くも収監されて、復活して南アフリカを変えていった功績は、ほんとにすばらしいと思う。世の中って、とてもむずかしいこともあるけれど、変わらないもののために、変えていかなければならないものがあるんだな、と思った一日でした。